
突然、ブルーバック画面に「回復キーを入力してください」というメッセージが出て、パソコンが立ち上がらないことがあります。
これは『BitLocker』といって、ドライブが暗号化されていてパスワードを入力しないと解除できない設定になっているからです。
Bitロッカーの回復が起きる原因
BIOSアップデートをすると発生することが多いようです。
ほとんどの場合、ウィルスなどによる攻撃やパソコンが壊れたということではないので、落ち着いて対処しましょう。
パソコン初心者には突然のことでびっくりすると思いますが、手順が分かればスマートフォンから回復キーを調べることができますので安心してください。
Bitロッカー回復キーの調べ方
回復キーを求められているパソコンの『マイクロソフトアカウント』はわかりますか?
最初にWindows10のログイン画面に表示されるメールアドレスが『マイクロソフトアカウント※1』です。
『マイクロソフトアカウント』に設定してあるメールアドレスとパスワードを調べておきましょう。
※1管理者権限のマイクロソフトアカウントが必要です。
別のパソコンかスマートフォンを用意します
次に、他のパソコンやスマートフォンからGoogle検索で【ビットロッカーの回復】と入力します。
【BitLocker 回復キーを探す】をクリックします。
スマートフォンの場合、上記のように表示されるので【BitLocker 回復キー】をタップします。
マイクロソフトアカウントとパスワードを入力してサインインします。
本人確認のため、電話番号の下四桁と、SMSで送られてくるパスワードを入力します。
パスワードを入力すると、ビットロッカーの回復キーが表示されます。
ブルー画面のパソコンに戻ります
スマホ画面の『キーID』が、パソコンのブルー画面に記載されている『回復キーID』の最初の8桁と同じか確認しましょう。
少し長いですが、回復キー6桁を8回間違えないように入力します。
入力が終わったら、間違えないか再度確認してリターンキーを押します。
上記のように表示されるか、再起動されて無事にログイン画面が表示されれば完了です。
ビットロッカー設定の解説
Bitロッカーについて、もう少し詳しく知りたい方の為に解説します。
Bitロッカーが必要な理由
いきなりパソコンが立ち上がらなくなる『Bitロッカー』は、パソコン初心者にとっては偽ウィルス対策警告よりもある意味厄介です。
『Bitロッカー』に対する予備知識が無いので、「パソコンが壊れた!」と思いこんでしまいます。
そもそも『Bitロッカー』は、Windowsに標準のドライブセキュリティです。
HDDドライブやUSBメモリ等を暗号化して、万が一の紛失や盗難時に第三者に内容を知られることが無いように強力に保護してくれます。
Bitロッカーの設定
『Bitロッカー』はWindowsの初期設定では設定されていません。
Windowsのログインアカウント(マイクロソフトアカウント)を設定すると、自動で『Bitロッカー』も設定されます。
自分のパソコンに『Bitロッカー』が設定されているかは、『Windowsシステムツール』の『コントロールパネル』から確認出来ます。
ビットロッカー回復キーのまとめ
ビットロッカーの回復キーを入手するためには、別にパソコンかスマートフォンを用意する必要があります。
用意したパソコンかスマートフォンで、マイクロソフトアカウントにログイン出来ないと、回復パスワードを入手することが出来ません。
まず、落ち着いてマイクロソフトアカウントにログインする方法を確認してください。